『資産形成で貯蓄だけで行う大きな3つのリスク』と、日本人がそう考えない理由

日本人は『投資=危険・貯蓄=美徳』の印象を持っている方が多いです。
お金を貯めること自体は、まったく悪いことではないですが、
「お金の貯め方をすべて貯蓄(貯金・預金)のみで行うことは、気づかないうちに大きなリスクを背負っている」ことになります。
 
将来の安定のために、貯蓄をしているにも、方法を間違えると、知らないうちに非常に危険な状態になりかねないのです。
今回は、「資産形成を『貯蓄』だけで行うことの4つのリスク」を考えていきましょう(^^)

 ①「インフレリスク」に対応できない 

インフレの図解
インフレの図解
貯蓄だけで資産だけでもつリスクとして、
「インフレのリスクに対応できない」ことがあげられます。
 
インフレとは、物価が上昇して、お金の価値が下落すること」です。インフレが進めば、同じ金額でも、購入できるものや量が少なくなります。
言い換えると、「インフレが進めば進むほど、ためている貯蓄の価値が薄くなっていく」と言えます。
 逆をいえば、インフレの逆を意味し、景気が悪くなると陥る、「デフレ」になれば、同じ金額でも購入できる量が多くなるため、その貯蓄の実質的な価値は上昇することになります、
貯蓄を円だけで行うと、気づかないうちに、「デフレにのみ対応した資産形成」を行ってしまうことになるのです。

☝日本銀行は、インフレを進めようとしている

日本銀行
日本銀行
また現在、日本銀行は、物価の上昇の目標を設定しています。
これを簡単に言うと、「その目標に向けて、インフレを進めるような策を打つ」ということです。
 
これを達成されると仮定するのであれば、
本当に資産を守りたければ、貯蓄以外の資産にもお金を投げるべきなのです。
  
円だけでの資産形成は、その目標が達成されれば、事実上損をしてしまうことになるのです。
 
 

 ②「株高」の恩恵を受けることができない 

株高
株高
資産形成を貯蓄だけで行うリスクとして、「株の上昇の恩恵を受けることができない」ことも挙げられます。
 
株式などでの資産形成を行っていなくても、「日経平均株価」を、一度も聞いたことがないという人はほとんどいないと考えられます。
 
そして、株式の仕組みなどを細かく理解していなくても、
「日経平均が上昇すれば、経済がいい状態に見える」のです。
 
そのため、政権を持っている政党は、経済を良くしている指標として、日経平均株価を上昇傾向させるような策を打つという選択肢があります。
実際、「アベノミクス」によって、日経平均株価など様々な株価指数は上昇しました。
 
さらに、株高によって、以下のような日本のシナリオを描くことができました。
  1. 政府や日銀の政策により、日本全体の株価が上昇する
  2. 株式投資を行っている人は、利益を得ることができる
  3. その株高による利益を消費する
  4. 企業の売上・利益が上昇する
  5. その売り上げの上昇により、賃金が上昇し、再度消費が活発なる

 

 

 

 

日本人の多くが資産形成を行っていれば、株高による株高の恩恵を受けることができました。
ほとんどの人がその恩恵を受けることができなかったのは、
その「株高に対応する資産形成を行っていなかった」のも1つの要因なのです。
 
「景気がよくなったとは思わない」という声もよく聞かれますが、極端な言い方をしてしまえば「そもそも株高が進めば損をするような資産の保有方法をしていて、それを政府のせいにしている」だけとも言えてしまうのです。
 
 

 

 ③為替の変動に一切対応していない 

 

円安

ほかにも貯蓄だけでの資産保有は、「為替の変動に、一切対応できない ことも大きなリスクです。

「為替」とは、「各国の通貨の交換レート」のことです。
例えば、1ドル=100円が、1ドル=120円になれば円安、1ドル=80円になれば円高ということになります。

アメリカで1000ドルで出回っているものは、1ドル100円であれば、100,000円で買えることになります。

しかし、もし円安が進み、1ドル=120円になれば、
まったく同じ製品でも、120,000円が必要になります。
すなわり、円安が進めば、同じ金額で輸入できる量が減ることになり、事実上海外からの輸入品の量が少なくなる、または高くことになるのです。
現代のにおいて、輸入商品を一切かかわらずに生きていくなど不可能です。
 
ある意味、円ですべての資産を保有することは、
「将来円高が進むことにかけた資産行ってしまっている」と考えられるのです。
 
 
 

 日本人がこうしたリスクを知らずに背負ってしまうのは、戦争が関係している 

ここまで書いてきたようなリスクを、知らず知らずに多くの日本人は背負ってしまっています。
しかし、そのリスクに対応するどころか、「投資=危険」という考えを持つ人さえもいます。
たしかに、株式投資や先物取引、FXのような投資活動で、損失を出す可能性はあります。
もちろん、それらに比べリスクの低い投資も存在し、何より円だけでの資産構築は、そもそもある意味大きなリスクを持った投資活動です。
それでも、日本人が貯蓄を最も有効な資産形成と考える理由として、「戦争」が関係しています。
第2次世界大戦のときに、日本は戦争の費用が枯渇するなか、
増税や国債の発行のほか、
「貯蓄を奨励」することで、国民から戦費を集めていました。
その国民の貯蓄を国債の償還にあてることで、戦費を捻出していたのです。 
貯蓄をすることが、日本のためになる、戦争の成果につながると、最終的には法律で強制的に貯蓄させ、「貯蓄をしなければ非国民」というようなレッテルまで作り出すほどでした。
その流れが、現在の日本人の「貯蓄=美徳」のような価値観を生み出しているともいわれています。
 
 

 「なにがあっても大丈夫」な資産形成こそ、本当の貯蓄 

 

よく「なぜ貯蓄をするのか」という問いかけに対し、
「将来に何かあったときのため」という回答が聞かれます。
しかし、その資産形成を、貯金・預金のような、すべて円資産で保有していては、上記のような、「自分ひとりではどうしようもない変動リスク」を一切考えていないことになります。
 
もちろん、急な予定外の出費のために、一定額は現金を保有しておく必要があります。
 
しかし、本当の意味で将来に備えるためには、
「最低限の現金を持ちつつ、様々な分散投資を行っておく」べきなのです。
投資=悪ではありません。
様々な資産をバランスよく保有することで、本当の意味で資産を守る貯蓄を行うことがでまます。
「お金を増やす」ことを目的としたものだけでなく、
気づかないうちにリスクを負っている状態に対応し、
「本当の意味で自分の資産を守る」 ことが必要なのです。
Initial Members Club(イニシャルメンバーズクラブ)では、若いうちから、少額から始められる資産形成の方法、身に着けておくべきマネーリテラシーを学ぶことができます。
 

 
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ポカリ

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