就活生が最低限おさえておくべき面接の身だしなみ
就活活動を進めるにあたって多くの方が気を遣う物として「服装や身だしなみ」は気にしなければなりません。
身だしなみは、できていないと印象が悪くなってしまう減点方式だと捉えている方も多いと思いますが、実は肝をしっかりとキモを抑えれば加点にもなる箇所です。つまり、選考において、入室した時点でアドバンテージを作れるという事になります。服装・身だしなみの中にも攻めと守りがあるという事ですね。
今回からは、この就活における服装・身だしなみの攻めと守りに関して話をしていきたいと思います。
最低限守るべき身だしなみ
アドバンテージを作れるとはいえど、最低限守るべきルールはあります。今回のコラムでは、まずはそこを紹介していきます。
髪型
爽やかで清潔感のある髪型にするようにしましょう。人事の方は就活生が
- 企業の風土や人材に合っているか
- 一般的な社会人としてふさわしいか
などの印象も見ています。しっかりとセットをして就活に臨みましょう。
スーツ
スーツは必ず自分のサイズにあった物を選ぶことが必須です。大きすぎてもぴったりすぎても違和感を与えてしまいます。色は黒や濃紺の無地が一般的です。また、面接前に汚れやしわがないかを確認し、ズボンはアイロンで折り目を付けましょう。
☝️仕立て糸に注意
新しいジャケットですと、後ろ切れ目にに仕付糸がついている場合があります。仕付糸は服の形を整えるために着いており、着用時には外すことが必要です。
ワイシャツ
ワイシャツは、襟元からTシャツなどが見えないように首回りのサイズが合った白色のものを選びましょう。面接の前日はしわになっている場合はアイロンをかけておくと良いです。襟元や袖が汚れていないかも合わせてチェックしましょう。
また、面接前などはジャケットからワイシャツの襟が出ていないかを入室前に確認しましょう。薄い水色やピンク色は避け、白にすることがおすすめです。
インナーシャツ
ワイシャツの中に着るインナーシャツはVネックで、透けない色の物を選びましょう。白、薄いグレーが一般的です。
ネクタイ
ネクタイの色はスーツとの相性を考えて合わせて選ぶとようにしましょう。色は、派手すぎなければ問題ないです。柄は、無地、レジメンタルストライプ、チェック、ドット、小紋が一般的です。また、ネクタイを結び慣れていない場合は前日までに結べるように練習しておくと安心です。面接前などは緩んだり、曲がったりしていないかを確認しましょう。
爪
最近は女性だけでなく、男性でも爪に気を使う人が増えており、手入れが不十分だと不潔な印象を与えてしまいます。清潔感がでるように、短く整えましょう。
腕時計
社会人として腕時計は着用するようにしましょう。派手すぎないようなシンプルなデザインで、でいれば皮ではなく金属の物を選ぶようにしましょう。面接中などで携帯電話で時間を確認する訳には行きません。また、アラームなどの音がならないように注意しましょう。
ベルト
スーツ着用時には、ベルトと靴の色を揃えるのは基本です。靴が黒であれば、ベルトも黒にします。就活時には派手なものやブランドがわかるものは避け、シンプルなものを選びましょう。
かばん
A4サイズの書類が入り、自立するカバンを選ぶようにしましょう。雨や汚れなどを考え、書類などはシワにならないようにクリアファイルなどに入れておくようにしましょう。
靴下
靴下は黒か紺のものがおすすめです。また、くるぶしソックスなどは避け、しっかりと長さのあるものを選びましょう。座った際にスーツと靴下の間が肌が見えてしまうのはよくありません。
靴
靴は汚れやすいため、しっかりと磨いておきましょう。就活中はかかとの磨り減りなども起こりやすいので、注意が必要です。また、においは相手に不快感を与える場合があるため、ケアをしておくことが大切です。ベルトタイプではなく、紐タイプのものが良いでしょう。
コート
色や形はスーツやかばんと相性がよいものを選び、自分の体型に合っているものを着用するとよいでしょう。なお、冬の就活時にコートを持つ際は、「裏地を表に出して」綺麗に畳みます。
小物
説明会や面接では、使用している小物にも気を遣うようにしましょう。手帳やボールペン、スマホケースなどは、品がある自然なものを選ぶと安心です。
また、匂いに気を使う必要はあるものの、香りのきつい香水にも気をつけましょう。眼鏡を着用する場合も、ビジネスシーンに適切なものにしましょう。
「良い印象」を与えることが大事
みなさんいかがでしょうか。
ご覧になっても分かるように、この守りという部分に関しては、印象に残るようなインパクトは必要なく、いわゆる、無難な格好が求められます。
みなさんは、最初からアドバンテージを作る事を考えるのではなく、まずは守りの部分を理解した上で、次回の内容からお話していく攻めの服装・身だしなみをマスターしていきましょう。