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イギリス総選挙の結果のポイント!与党保守党が過半数確保できず!【ニュース・時事解説】

/ ハンカチ

 

イギリス総選挙の結果のポイントをわかりやすく解説

 

先日イギリスで、下院総選挙が行われました。

結果がでた9日に、NYダウ過去最高値を付けたほか、世界の株式市場が堅調に推移したことを考えると、結果に対するサプライズはなかったものの、今後も相場に大きく影響する可能性を秘めています。

ここでは、今回の結果におけるポイント、今後の焦点をお送りいたします。

 

与党保守党が過半数割れ

この選挙の結果として、
与党である保守党の議席数が、過半数に満たない
という、
ハング・パーラメント(宙ぶらりん国会)」の状態となりました。

すなわち、どの政党も大きな権力を持っていないことになります。

結果的に与党保守党は、「解散するよりも悪い状況」に立たされてしまってしまいました。

 

 

 

保守党メイ首相の狙いは外れる

もともと、今回の選挙は、
困難が予想されるブレグジッドの交渉において、
「さらに与党保守党で多くの議席を獲得して、国内の政権を安定させる」ことを狙い、解散総選挙を実施しました。

 

保守党の支持率が非常に高かったため、
「たくさんの議席を獲得できるであろう」と、解散を決めましたが、選挙期間中のマニフェストや、その方針転換などにより「Uターン女王」という名前がついてしまうなど、大幅に支持率を下げてしまうこととなりました。

 

これにより、続投を表明しているメイ首相に、辞任を求める声も出てきてしまっています。

 

現在のところでは、保守党の中でも、「首相を誰にするか」よりも、EU離脱交渉や、DUPとの連携の交渉を優先するこえが多いため、この声は少ないものの、今後の可能性として把握しておく必要があります。

▼参照記事

「メイ首相はなぜ解散総選挙を実施したのか?」

 

 

ひとまずは連立政権を組むことで政権維持


今回、どこの党も過半数の議席数を獲得できなかったため、
与党である「保守党は、民主統一党(DUP)と連立政権を組むことで、政権維持をする」こととなりました。

 

しかし、10日にメイ首相が大筋合意したと発表した後に、
DUPがこれを否定するなど、余談を許さない展開です。

 

また、その2つの政党での議席を合わせても、
過半数をわずかに上回る程度であり、同じ党内で、反対するものがでてきた場合などには法案が通りにくいなど、「安定した政権とは現在言いずらい状態」となってしまっています。

 

EUの対応は変わらず

イギリスがこれからぶつかる「ブレグジッド」関連の問題において、一つの焦点となるのが、
EUの単一市場へのアクセスをどの程度受けることができるのか」です。

 

他のEU諸国としては、
「これ以上のEU離脱国を出さないため」に、
イギリスだけに都合のいい条件を与えるわけにはいきません。

 

しかし、これは、「イギリスの選挙がどうなろうと変わらなかった」と考えられます。

 

 

イギリスは国内・国外ともに厳しい状況に

イギリスには、上記のとおり、
「ブレグジッドに関する非常に困難な交渉」が待っています。

フランスでも、EU穏健派のマクロン氏が大統領に就任するなど、
EUの結束が崩れる兆候は現在のところ見えません。

そのような中で、前には、「ハード・ブレグジッド」を主張したものの、今回の選挙で「単一市場残留という有権者の意向をくんでいる保守党議員」もいる以上、強硬手段に出ることもできなくなっています。

今後、イギリス政権は、国外だけでなく、
国内に関しても、困難な交渉を続けていくこととなるのです。