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就職活動レポート

圧迫面接でも困らない企業分析方法④上場企業の分析方法

/ IMC事務局

今回も前回までに引き続き、企業分析についてお話していきます。前回までで、未上場企業の分析まで進めたので、今回は上場企業の分析方法についてお話していきます。

上場企業と未上場企業の違い:情報開示義務

まず上場企業と未上場企業との大きな違いとして、「株式公開がされているかどうか」という事に関してはお話しましたね。実は、企業が上場に伴い、その企業には一つの義務が課せられます。

それは、「情報開示義務(ディスクロージャー)」と呼ばれる物です。これは何かというと「財務等の情報を一般に開示しなければならない」といった内容になっています。

これにより、上場企業に関しては、前期の売上高や利益、また借入金まで見る事ができます。それらがまとまった物を「財務諸表」と言います。分析方法が未上場企業と違う理由はここにあると言えますね。分析すべき内容の前提としては、前回と同様に、面接を想定した分析になっているかという事です。

その上で、未上場企業で挙げた強みや特徴、これはやはり重要になってきます。

会社説明会で聞けたり、ホームページに記載があったりでも確認できますが、特に上場企業では先程出した財務諸表を元に強みや特徴を分析するとより具体的に分析できますし、周囲との差別化も図りやすく、自信も持つことができます。

上場企業の分析内容

財務情報を使った分析の方向性は大きく分けると2種類あります。

企業の

  • 収益性(稼ぐ力)
  • 安全性(潰れにくいかどうか)

の2種類です。

実はこの分析は、株式投資をする際にも使われ分析手法です。収益性、安全性それぞれの分析方法は様々な手段がありますが、今回はそれぞれ1つずつ紹介します。

企業の収益性の分析方法

収益性の分析方法の1つとして、「経常利益率」と呼ばれる数字があります。

そもそも経常利益とは何かと言うと、「企業が、本業だけでなくそれ以外の事業も含めて作り出した利益」の事を言います。

例えば、有名な企業で考えると、ソニー(株)の本業は電子機器や通信機器の販売ですが、実は保険の事業もやっています。また、株式会社は会社自身で資産運用をしている場合もあります。ですので、この経常利益とは、そういった複数の事業を持っている場合は、その合計で上げた利益の事を言います。

昨今の時代背景から考えるとメインの事業しか持たない企業よりも、複数ある企業の方が稼ぐ力はあると考えられます。ですので、この経常利益という数字は重要に捉えられてきました。

そして、肝心の経常利益率の計算方法としては、「経常利益率=経常利益÷売上高」で計算できます。
(各数字は財務諸表の中の、損益計算書で確認できます。)

つまり、経常利益の額を見るだけではなく、売上高のうちどのくらいの割合の経常利益を出せているかを分析するという事ですよね。

企業の安全性の分析方法

安全性の分析方法の1つとして、「自己資本比率」と呼ばれる数字があります。

こちらに関しては先に計算式を出しておきます。「自己資本比率=自己資本÷総資本」で計算できます。(各数字は財務諸表の中の、貸借対照表、で確認できます。)

自己資本比率が低い状態が続いている場合は、負債に依存した経営を行っているという事なので、その企業の資金繰りは厳しいという事ですよね。

借入金を含めた負債が多いと、元本の返済が増え、金利負担が重くなれば企業の利益を減少させることにもなります。

ですので、こちらの数字も重要に捉えられる事が多いです。

あくまでキャリアプラン次第

今回で上場企業の分析方法を紹介しましたが、この分析はあくまで自分の軸やキャリアプラン次第です。

例えば、「若いうちから稼げるようになりたい」という軸がある方が、「自己資本比率が高い」という企業の特徴を挙げる事は正しいとは言えないと分かると思います。

今回までで色々な分析方法を紹介しましたが、選考はあくまで就活生と企業のマッチングです。

今まで紹介した分析方法を使って、エントリーシートや履歴書、面接では自分の軸やキャリアプランと企業を合わせてプレゼンできるように内容を固めていきましょう。