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韓国大統領選の結果と今後のポイント

/ ハンカチ

 

韓国大統領選結果のポイント

5月9日に、「韓国大統領選挙」が実施され、最大野党である「共に民主党」の文材寅(ムン・ジェンス)候補が勝利し、新韓国大統領に就任しました。

 

2代連続で続いていた保守政権から、
9年ぶりに革新政権が誕生したことになります。

 

このニュースにおける、
現時点での「今後のポイント」を見ていきましょう。

 

 

「ジェイノミクス(Jノミクス)」なるか

文(ムン)候補は、選挙公約において、
経済政策の構想である「ジェイノミクス」を実行するとしています。

「アベノミクス」のように、
ムン・ジェイン候補の頭文字の「J(ジェー)」を加えて、
このような表現がされています。

 

最低賃金の引き上げや、大きな雇用の拡大を目指すなど、雇用の改善を押し出した政策であり、政府の支出を、大きく増やすことにより、実行するとしています。

具体的には、現状韓国の財政支出は、1年前よりも3.5%増加させるようになっていますが、これを2倍の7%で財政拡大を主張しています。

 

この「ジェイノミクス」への期待から、韓国の代表的な株価指数である、「KOSPI(韓国総合株価指数)」が過去最高値をつけるなど、投資資金が流入しているようです。

しかし当然ながら、
「どこからそのお金を捻出するか」は議論になると考えられます。

 

韓国の政府債務残高は、年々増加しており、現時点ではそのような余裕があるわけがありません。大きな増税など、歳入を増加する策が導入されるのではと言われています。

 

 

外交関係に変化があるか

まずは、「THAAD(ミサイル迎撃システム)を、韓国に配備されるかどうか」が注目されます。

現在、アメリカは韓国にある米軍基地に、北朝鮮への警戒を高めるために、THADDというミサイル迎撃システムを配備しようとしています。しかし、この配備に対して中国が反発しており、韓国はあるいみ、板挟みともいえる状態です。

いきなり方針を明確にする可能性は低いと考えられますが、両国と協議を続けていくことになると考えられ、どのような落としどころとなるのか注目されます。

 

 

 

北朝鮮との関係性

文(ムン)氏の特徴として、
『北朝鮮に対して、温厚な立場をとっている』ということが挙げられます。

選挙中の公約として、
現在停止している、開城工業団地や、金剛山といった、
「北朝鮮にメリットがある施設」を、再開するとしています。
しかし、この選挙活動が本格化した際に、
北朝鮮がミサイル発射を実施したため、状況によっては上記のTHAADの配備も容認せざるを得ない発言をしたり、5月11日に日本の安倍総理と北朝鮮の対応に対して連携を確認するなど、批判的な立場もとったものの、今後融和政策が進められる可能性もあり得ます。

 

セオリーで考えれば、韓国と北朝鮮との関係がよくなるほど、
アメリカや日本と関係が悪化する可能性があると考えることができます。

 

 

 

韓国も1枚岩ではない

文(ムン)氏は、選挙の結果において、
2位、3位の候補に、大差を差をつけて勝利したものの、
得票率は40%を超えることはありませんでした。

今回の選挙は、「保守派と革新派」になっているようにもとらえることもでき、9年ぶりの革新政権の誕生となりましたが、
あまりそれぞれの政策の主張に違いはありませんでした。

過半数の票を獲得できていない以上、
外交関係だけでなく、様々な部分において、
韓国内で問題が起こる可能性も表しています。

 

 

相場に影響するかしないかだけでなく、
様々な内容を理解していきましょう。