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【5月19日】イラン大統領選が市場に影響を与える可能性

/ IMC事務局

 

2017年5月19日に、「イランでの大統領選挙」が実施されます。

地政学リスクを含む、相場に影響を与える可能性があるため、
今のうちに情報をつかんでおきましょう。

 

「穏健派」ロウハニ大統領が2期目を迎えるか

現在のイラン大統領である、ロウハニ氏の続投が有力視されています。

 

このロウハニ氏は、下で説明する、「核合意による他国からの経済制裁の解除」などを行った大統領であり、強硬的な手段を用いず、穏やかに解決しようとする立場である、「穏健派」と言われています。

 

対して、強い態度で、戦争や武力を辞さない姿勢を持つ、「強硬派」のライシ氏が、有力なロウハニ氏の対立候補として挙げられています。

 

もし強硬派が勝利した場合、
中東の情勢や、アメリカとの関係性に大きな影響があると考えられ、および地政学リスクの上昇が考えられます。

 

核問題も焦点の一つに

イランはもともと、アメリカに「核兵器を開発されているのでは」と疑われ、経済制裁を受けていました。

 

このこともあり、貧富の差が拡大するなど、景気がいい状態とは言えませんでした。

 

現ロウハニ政権は、2015年核開発施設の縮小などを含む、最終合意を締結しました。

 

その合意によって、「今まで控えられていたイランに対する海外からの投資が増えるのでは」という思惑もありましたが、海外からの投資はまだ積極的ではありません

 

これにより、「核合意などしても意味がなかった」という国民の主張が高まっています。
一方、「核合意によって今後海外からの投資が増える」という主張をしています。

 

さらに、穏健派ロウハニ氏は、穏健派のラフサンザニ前大統領の後継者と言われますが、この大きな影響力を持つラフサンザニ氏はすでに亡くなってしまっており、求心力の低下も指摘されています。

 

ハメネイ氏の発言に注意

イランでは、イスラム教シーア派最高指導者ハメネイ氏の許可がないと、大統領選に出馬できません。

 

すなわち、「ハメネイ氏の発言内容には、ある程度沿った選挙活動をしなければならない」ということです。

 

ポイントとして、今年2月7日に、「アメリカのトランプ大統領に対して、批判的な発言」をしたほか、
さ「核合意によって戦争の影が去ったのは誤りだ」などと、穏健派ロウハニ氏を批判するような発言も出てきています。

 

最高指導者ハメネイ氏選挙選の結果を動かす要因となることに注意しなければなりません。

 

 

地政学リスク上昇に注意

もともと、イランは、シリア内戦問題にも関与しているといわれています。

シーア派大国であることもあり、シリアのアサド政権の後ろ盾となっている可能性も指摘されており、強硬派が勝利した場合、中東情勢が悪化しかねません。

 

▼シリア問題についてわかりやすく解説

▼よく聞く「シーア派・スンニ派」ってなに?

 

さらに、強硬派が勝利した場合、
「アメリカとの関係性が悪化する」可能性を秘めています。

 

フランス大統領選第1回投票で、
「世論調査との乖離が少ない」ことから、
少し安心したように見えた相場ですが、
「まさか起こらないと思われていたことが起こるのが相場」です。

様々なニュースを読み解いていきましょう。