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9月24日「フランス上院選挙」の結果をわかりやすく解説 

/ IMC事務局

2017年9月24日、フランスにておいて、上院選の投開票が行われ、今後のフランス政権に大きく影響を与える可能性を控えています。

一体現在のどんな状態なのか、わかりやすく解説していきます(^^)

 

[su_highlight background=”#f5f5f5″ color=”#051335″ class=”single-page-heading”]マクロン大統領率いる「共和党前進」が事実上の敗北[/su_highlight]

今回行われた選挙は、「フランス上院選挙」であり、全部で348議席のうち、約半数の171議席が改選されました。

そして、今年新しく大統領に就任した「マクロン大統領」率いる「共和党前進」が、「選挙前よりも議席を減らす」こととなってしまいました。

このあとに、マクロン大統領は、「我々のように若い政党には勝つのが難しかった」と、事実上の敗北宣言をしています。

 

 

[su_highlight background=”#f5f5f5″ color=”#051335″ class=”single-page-heading”]これで「フランスの改革」は難しくなった[/su_highlight]

マクロン政権は、

  • 議員定数削減
  • 多数の制限
  • 交付金の削減

など、「憲法改正を伴う改革」を多く打ち出していました。

すなわち、その改革のためには、「上院・下院ともに、最低でも過半数以上の議席を確保する必要があります。」

6月に行われた下院選挙では、大きく議席を伸ばしたものの、上院では160議席必要なのに対し、今回はわずか23議席しかとれていません。

これはマクロン政権の改革における、大きなブレーキということができるでしょう。

 

☝選挙の方法も影響したか

今回の選挙は、一般投票ではなく、「現在の地方議員などが投票する間接選挙」です。

マクロン氏の政党は歴史が浅いため、投票権を持つ地方議会に銀がいないうえ、改革の内容が地方議員の反感を買いやすい内容でした。

さらに、地方議会には共和党議員も多いこともあり、マクロン氏率いる政党は苦戦し、共和党が勝利することとなりました。

 

[su_highlight background=”#f5f5f5″ color=”#051335″ class=”single-page-heading”]フランスがEU離脱の国民投票を行う可能性は低い[/su_highlight]

今回において、マクロン氏の政党が苦戦するのと同時に、
マクロン氏と大統領の決戦投票を争ったルペン氏率いており、
フランスのEU離脱を主張している「国民戦線」も議席数2と、変化はありませんでした。

ほかにEU離脱を主張する政党が流れをつかむこともなく、
今すぐにフランスがEU離脱に向けて動く可能性は低いと考えられるでしょう。

 

[su_highlight background=”#f5f5f5″ color=”#051335″ class=”single-page-heading”]フランスが「なかなか法律が決まりにくい」国となった[/su_highlight]

フランスは、議員内閣制をとりつつ、さらに権力が高い大統領がいる、「半大統領制」をとっています。

これは、「大統領が所属する政党と、議会で多数の議席を持つ政党が同じ」であれば、大統領はさらに大きな力を持つことになります。

しかし、もし大統領の政党と、議会の政党がちがければ、「大統領がどんなにやりたい政策があったとしても、不安定な政権運営となっている可能性」があります。

下院選挙においては、大統領選の勢いをそのままでに勝利した共和党前進でしたが、今後は「他党への協力の働きかけ」が必須となることになるでしょう