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【業界研究】鉄鋼業界の仕組みやポイントを誰にでもわかりやすく解説!

/ IMC事務局

【わかりやすい業界研究】「鉄鋼業界」について、仕組みや流れ、関連業界や注目ポイントをわかりやすく解説しています。鉄鋼業界は、就活生にはなじみのない業界ですが、「産業の米」とも言われ、様々な業界から欠かせない業界です。まだ業界を絞り込んでいない方は、ぜひ一度見てみてください。

 

鉄鋼業界の基礎知識鉄鋼業界

鉄鋼業界鉄鋼業界とは、鉄鉱石などの「原料」から、鉄を板状にした鋼板などの鋼材を生産、提供する業界です。

 

鉄鋼とは「鉄」を主成分とする材料の総称のことです。鉄鋼は「産業の米」とも言われ、自動車や電子機器、造船、土木、製造業界など様々な業界から欠かせない業界として発展してきました。い

 

鉄鋼業界は大きくわけて、「高炉メーカー」「電炉メーカー」「特殊鋼メーカー」に分類することができます。

 

 

 

☝高炉メーカー

高炉メーカーは、原料の鉄鉱石を溶かすところから、石炭で還元して採取的な鉄鋼の取り出しまでを一貫して行う鉄鋼メーカーです。そのため「銑鋼一貫メーカー」とも言われます。
簡単に言えば、鉄鋼業界の自社生産・加工メーカーともいうことができます。
「メーカー」の仕組みや業界についてわかりやすく解説!

☝高炉メーカーの代表的日本企業

日本においては、現在高炉メーカーは、経営統合や合併によって、以下4社しかありません。さらに、JFEグループと、それ以外という2つのグループに分かれているといえます。

「どのようにこれ以上利益を増やすのか」において、全企業が課題に直面しています。

なお4社とも、東証一部上場の、日経平均株価の採用銘柄となっています。

新日鉄住金

鉄鋼業界国内1位の企業です。新日本製鉄と、住友金属が統合しています。

JFE ホールディングス

鉄鋼業界日本国内2位。(2002年に川崎製鉄とNKKが統合)参加にJFEスチールがおり、電炉国内トップクラスです。

日新製鋼

日本製鋼、日本金属工業が統合しました。

神戸製鋼所

製鋼、非鉄、機械に加え、発電事業などを展開しています。

 

 

 

 

☝電気炉メーカー

電炉メーカーは、屑鉄といった鉄スクラップをとかして原料に製造するメーカです。(電炉メーカーとも言われます。)
いわば、「鉄鋼資源のリサイクル」ともいうことができます。

一般に、鉄筋、形鋼、鋼板などを主力とするメーカーを電気炉メーカー、特殊鋼を作るメーカーを、特殊鋼メーカーと言われます。

電炉メーカーの代表的な日本企業には、以下の通りです。

 

 

 

☝特殊鋼メーカー

特殊鋼メーカーは、ニッケルなどを添加して高度な鉄合金を製造するメーカーです。

特殊鋼の代表的な日本企業は以下企業です。

 

 

 

 

鉄鋼業界の特徴

特徴

鉄鋼業界の特徴として、以下のようなものがあげられます。

 

☝景気に大きく左右される

鉄鋼業界は、オリンピックに向けたマンション、ビル用の資材や自動車などにおいて、国内の需要を一定数つかんでいます。

しかし、直接鉄鋼業界が景気を良くしているというよりも、景気に鉄鋼業界の売り上げが左右されると考えていいでしょう。

 

☝為替に大きく左右される

鉄鋼業は現状、原料となる鉄鉱石をほぼ100%輸入に頼っています。つまり、為替の影響を非常に受けやすいと考えることができるでしょう

☝長いスパンで事業をとらえることになる

鉄鋼を製造する「高炉」は、一度運転すると、再度稼働するのに非常に大きなコストがかかります。
そのため高炉は、10年以上365日連続して操業することが基本です。つまり、高炉を建設した地域と長期的な関わりが重要視される業界でもあります。

 

☝技術力でもう一勝負できるか

鉄鋼業界のキーワードとして、「ハイテン(超高張力鋼板)」と言われる、高級鋼板のニーズが高まっています。

現状、コスト面でだけで海外メーカーと戦うのは分が悪い日本は、ハイテンのような高い品質の商品で競争していくのがセオリーともいわれることもありますが、現状、この分野においても、中国や韓国企業の激しい追い上げを受けています。

 

☝環境問題とかかわりが深い

鉄鋼業は製造において、温室効果ガスを大量に発生します。上位のように長いスパンで考えることが必要かる、産業のコメといわれる鉄鋼業は、地球温暖化対策などに関して深くかかわることになります。

 

 

 

代表的な鉄鋼企業

世界の主要鉄鋼メーカーのシェアは以下の通りです。

また、世界主要国でみると、中国の鉄鋼生産の50%ほどのシェアを持っており、中国企業の動向が全体に影響する可能性高いと考えたほうがいいでしょう。

 

  1. アルセロール・ミタル(ルクセンブルク)
  2. 宝武鉄鋼集団(中国)
  3. 河鋼集団(中国)
  4. 新日鉄住金(日本)
  5. ポスコ(韓国)
  6. 沙鋼集団(中国)
  7. 鞍山鉄鋼集団(中国)
  8. JFEスチール(日本)
  9. 首都鋼鉄集団(中国)
  10. タタ製鉄(インド)

 

 

鉄鋼業界の関連業界

鉄鋼業界は、以下のような業界とかかわりが深いです。

☝自動車業界

ボディに使われる鉄鋼を提供しています。さらに上記で説明した「ハイテン」も自動車の骨格部などに業界で高いニーズを持っています。

建設業界

大型の建設物には、大量の鉄鋼が使用されます。

2020年の東京オリンピックを控えている日本では、様々な施設の建設が予定されており、一定以上のニーズが予想されます。

アルミ業界(非鉄金属)

高炉メーカーの神戸製工業が、自動車向けアルミ板に乗り出すなどの経営の多角化が見られるほか、技術の発展によっては、今後さらに大きな関係となる可能性はあるでしょう。

☝海運業界

鉄鋼業界の「鉄」の原料となる鉄鉱石はほぼ輸入に頼っているほか、鉄鋼業界は多くを輸出も子なっています。
輸出入のために、海運業界の大型船はかかわってくるでしょう、

 

☝鉄鋼商社

鉄鋼商社とは、鉄鋼を販売する商社のことです。鉄鋼メーカーから直接仕入れた一時商社は、ユーザーに直接販売するほか、二次商社に卸し、それが小口顧客や町工場に販売されます。

 

 

ほかにも、鉄道業界、電気機械、造船など、様々な業界と関連しています。

 

 

 

鉄鋼業界の業界研究

鉄鋼業界は、学生ではなじみの薄い業界だからこそ、イメージが付きにくく、専門用語も多い業界です。

ここでざっくりと鉄鋼業界について興味を持った方は、さらに深く鉄鋼業界について理解を深めてみましょう。