就活の「売り手市場」とは?学生にもわかりやすく解説?
就活において「現在は売り手市場だ」という言葉を耳にする機会が多いと思いますが、しっかりと理解できていますか?
「希望する業界・企業に内定をとる」といううえで、この「売り手市場」という現状について理解しておくことが必要です。
ここでは、就活における「売り手市場」の意味について、誰にでもわかりやすく解説していきます。
就活の「売り手市場」とは?

売り手市場の図解
就職活動でいう「売り手市場」とは、「全企業の採用したい人数よりも、就活生のほうが多い状態」のことです。
いわば「就活市場」で取引されているものは、企業がビジネスを行う上で利用する「労働力」です。ここには、肉体的なものも、知識的なものも含まれています。
この「労働力」を売っているのは就活生であり、買おうとしているのは「企業」です。そのため、就活生は「売り手」、企業が「買い手」になります。
「売り手市場」とは、売り手のほうが有利な市場であり、「買い手市場」とは、「買い手市場」とは買い手に有利な市場のことです。
つまり現在は「売り手市場」と言われているため、「就活生に有利な状態」ということができるのです。
大企業や人気企業に「売り手市場」の傾向は少ない
「現在の就活は、就活生のほうが有利だ」と言われても、いまいちピンと来ない人も多いかと思います。
「売り手市場」を言い換えると、「人材はほしいが、人が集まらない企業がいる」ということになります。
しかしこれは、「就活市場全体の話」です。
大企業や名前の知れている、人気の企業には多くの応募が集まります。
しかし、
- インターネットの発展により、だれでも簡単にエントリーできるようになった
- 学生のうちは、BtoCの企業ばかり知名度があり、BtoBの企業に注目が集まらない
- 就活サイトの募集掲載に、かけられる広告費が大きく関係する
などにより、「募集が多く集まる企業にはたくさんの人数が集まり、集まらない企業には募集がかなり少ない」という格差が生まれてしまっているのです。
「今の就活」の情報が大事
誰でもきいたことがある、「バブル」の時代は、日本最大市場の売り手市場でした。
極端に言えば「簡単に内定が取れた」時代だったのです。
ある意味、そのバブル期の就活を体験している世代であれば、今の学生の就活を本当の意味で理解することはできません。
さらに、ここ数年においても、「就活解禁時期の変化」により、時期の前倒し、オワハラの発生、内定直結型インターンの増加など、多くの変化が発生しています。
より近年では「今の就活」について、様々な人や友人と、情報交換をする必要が出てきています。
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