BLOG

キャリアアップに必要な有益な情報をお届けします

南スーダンPKO日報問題・稲田防衛相辞任について学生にもわかりやすく【ニュース・時事解説】

/ IMC事務局

 

「南スーダンPKO日報問題」
「稲田防衛相辞任」のニュースについてわかりやすく解説

2017年7月28日、長らくニュースを騒がせていた、
「PKO日報問題」に関し、稲田防衛相が辞任することを公表しました。

これが一体どういう問題なのか、わかりやすく解説いたします。

 

南スーダンPKO日報問題とは

南スーダンのPKOの日報問題とは、
防衛省が、「廃棄した」としていた、PKO(国連平和維持活動)の日報が、自衛隊に保存されていたにも関わらず、隠ぺいされ、公表されなかった問題です。

さらにわかりやすくポイントを見ていきましょう。

 

☝自衛隊を派遣した場所で
「戦闘行為」が発生してしまった

日本は、2012年1月から2017年5月まで、
スーダンに対し、「PKO(平和維持活動)」により、陸上自衛隊を派遣していました。

日本は「平和主義」により、戦争することはありませんので、このPKOにおいても戦争行為は行うことはありません。

しかし、その派遣中に一度、自衛隊が派遣されている近くの場所で戦闘が発生し、巻き込まれる可能性があったことがありました。
その時の隊員は「戦闘行為があった」と日報に記載しました。

もともと「巻き込まれる心配がない場所」を前提とした派遣であったため、これが事実であれば、大きな問題となってしまいます。

☝その日報を
「廃棄したため不公表」としていた

そしてジャーナリストが、その時の日報の開示請求を行ったものの、防衛相は「廃棄」を理由にその日報を不開示としていました。

そして野党が開示を要求しても、稲田防衛相は、「すでに破棄されている」と回答しています。

しかし、「実際にはその時のデータは残っていた」ことが判明してしまいます。

意図的に隠ぺいをしていたという疑惑が浮上

そしてこのPKO日報を
「陸上自衛隊の幹部から意図的な隠ぺいを指示していた」という疑惑があがりました。

2017年2月に、その実際は残っていた日報を、公開しないという方針を、稲田大臣に報告し、了承を得ていたのではという情報が上がってしまいます。

これが事実であれば、稲田防衛相は、うその答弁をしていたことになります。

これが事実がどうかは別にしたとしても、答弁の内容が二転三転してしまっていた稲田大臣は、苦しい立場に立たされてしまいました。

結果的に、稲田防衛相は辞任することに

この2017年検察の調査結果が発表され、
「稲田相に対して、データの保管に関する報告があった可能性はあるが、公表しない方針を了承した事実はなかった」と結論づけました。

少なくとも、自衛隊が当日報を隠ぺいしようとしていたものの、
それが稲田大臣に報告されていた証拠はなかったということです。

しかし、この問題の責任を取り、稲田防衛相は辞任することとなりました。

ある意味、本来の問題である、戦闘地域に自衛隊を派遣したことよりも、管理体制、隠ぺい体質が大きく取り上げられた問題となってしまいました。