【就活コラム】自己PRを決定する上でおさえておくべき2つのポイント!
就職活動における面接や選考における「自己PR」では、どのような内容をアピールするイメージでしょうか。
学生時代のアルバイトやサークル、ゼミや研究室におけるエピソードを引き合いに出して自分自身をアピールする、という印象を持っている方も多いのではないのでしょうか。このイメージは、半分正しいですが、半分は適切ではないかと思います。
「ある重要な視点」が抜けているのです。ただ自分の印象に残っているエピソードを伝えれば良いわけでは、素晴らしい内容でも面接官に好印象を与えることができません。
今回は、「より効果的な自己PR」をするために、おさえておきべき2つのポイントを解説していきます^^
本当に自分を「PRできる」ポイントなのかどうか
「自己PR」は、面接やエントリーシートでも頻繁に問われる質問です。だからこそ、エピソードがあれば何でもいいわけではありません。特に大事な視点は「社会でも通用するPRポイント七日どうか」です。
「あたり前」なものをPRするのは避ける
例えば、よくあるPRポイントで評価されづらいものとしては、
- 協調性
があげられます。
協調性とは、辞書的な意味としては、「周囲の人と物事を上手くやっていける傾向や性質」といった文言が記されています。こうして意味を見てみると分かると思いますが、これはよく考えてみると企業で働いていく上では、「最低限ないと困る」物だと思います。
さらには、
- 継続力
も同様のものとしてあげられます。こちらも同様に、企業からしたら新入社員に入社後すぐに辞められると困るので、少なくとも持っていてもらうべき力ですよね。
いわば、「持っていて当たり前な能力」をアピールしても、それはプラス材料としては扱われにくいのです。
もちろん、こういったものを使い、効果的なアピールをすることも不可能でないため、絶対に使わない方がいいという訳ではありません。
選考時に有効なPRポイントとは
それでは、選考時に有効なPRポイントとはどんな物なのでしょうか。
大きく分けると二つあります。
- 社会人として持っていて当たり前の事ではないPRポイント
- 客観的事実やデータに基づいたエピソードやPRポイントになっているかどうか
一つ目は前述しているので、改めて説明はしませんが、「当たり前のものではなく、しっかりと自分をアピールできるもの」を選ぶようにしましょう。
もう一つの「客観的事実やデータに基づいたエピソードやPRポイントになっているかどうか」を解説していきます。
社会で通用するPRポイントを
前提ですが、「企業は取引先や顧客から購入や利用してもらった売上」で経営が成り立っています。だからこそ、どんな企業も目標となる売上があり、その数字や結果に向かって日々活動しています。ですので、どんな業界、業種に勤めても、「売上を出す」という結果に繋げられる事が重要です。
という事は、「僕はそれができる人材です」という事を、面接官や人事の方に伝わるようにPRすべきという事が分かると思います。ですので、自己PRで重要になるのは、何をPRポイントとするかではなく、そのPRポイントをどう表現するかではないでしょうか。(一つ目で出した、持っていて当たり前の物は除きます。)
具体的には、そのエピソードや行動の中に「客観的な数字や結果」を入れることが重要です。
ざっくり表現すると、
- ~という事を
- ~という期間で
- ~という取り組みをした事によって
- ~という結果を出しました。
といった物です。
どのくらいの期間で、どのくらいの結果を、どのような方法で出したか、をより詳細に表現する事で、入社した際にもそのように取り組み、計画性、努力できるだろうという事をイメージさせられるのではないでしょうか。
「客観的な視点」を持った自己PRを
これを読んでいるみなさんは、
- PRポイントが当たり前の物になっていないか
- エピソードに具体的かつ客観的な数字や結果が含まれているか
を改めてチェックしてみて下さい。
また、よくある落とし穴として、
- 自分は当たり前ではないと思っていたが、多くの人から見れば当たり前だった
- 自分はうまく伝わると考えていたが、全く伝わっていなかった
といった、「客観的に考えたつもりが主観的だった」ことにより、
自分が考えたアピール内容を、評価・意見してくれる友人や先輩、そういった環境を周りにおくと良いでしょう。