おさえておくべき今週の相場のポイント!10月15日配信分《by Initial Members Club(イニシャルメンバーズクラブ)》
アメリカ市場

東京市場が休場となっていた昨日、NY市場は様子見ムードとなり、小幅反落となりました。
先週注目されていた「米中首脳会談」に関しては、中国がアメリカの農産物の輸入を拡大することと引き換えに、アメリカが15日に実施予定だった中国への関税引き上げを見送るという「部分合意」が結ばれました。このことで事実上の休戦ととらえられ、両国がお互いに追加関税をかけ続け、世界経済全体が悪化するという最悪のシナリオが避けられたことが好感され、キャタピラーやスリーエムなどの中国関連とされる銘柄に買いが入りました。
今後は11月にチリで開催されるAPEC首脳会議において、米中の首脳が正式に署名する流れとなりますが、トランプ大統領が「中国は署名を待たずにアメリカの農産品を即時購入すると強調したのに対し、中国外務省が名言を避けたため、中国側が署名の前にさらなる交渉を要求している可能性もあるほか、両国の争いは長期的に続くという見方が強く、再度関係が悪化する可能性があることはおさえておきましょう。
また、先週に発表されたFOMC議事録では「米中貿易摩擦による経済の先行き不透明感が景気を下押しする」という懸念が示されていましたが、この部分合意を受けて世界経済の大幅な減速に対する懸念は後退しつつあります。併せて、10月FOMCで、FRBが追加利下げを行うという見方も後退しました。
「米中が休戦」となった場合、市場の関心はアメリカ経済の景気動向に移ります。今週から7~9月の決算発表が本格化します。アップルが1年ぶりに上場来高値を更新しているなか、各企業の内容に注目が集まります。本日はゴールドマンサックスやジョンソン&ジョンソン、ウェルズ・ファーゴ、ユナイテッドヘルスなどが発表します。
◆重要経済指標
16日 21:30 小売売上高
17日 21:30 建設許可件数
17日 22:15 鉱工業生産
18日 23:00 景気先行指標総合指数
日本市場

本日の前場寄り付きにおいて、日経平均株価が続伸し、取引時間中としては9月26日ぶりにおよそ3週間ぶりに心理的節目となる22,000円を上回りました。
また先週、 …
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