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押さえておくべき今週の相場のポイント《12月25日配信分》by イニシャルメンバーズクラブ

/ IMC事務局
 当内容は、Initial Members Club会員限定メールマガジン、12月25日配信内容の一部を転用したものです。
相場を見ていくうえで、最低限押さえておくべきファンダメンタル分析の基礎を毎週お送りしています。

アメリカ市場

非常に注目されていた、「税制改革」について、「上院・下院両議会で可決された」ことは大きなプラス材料と言えます。
オバマケアの代替法案が可決できなかったなど、今年大きな成果を上げたとはいいがたかったトランプ政権が、ついに目玉政策を実現にこぎつけたといえます。
 
この政策実現により、さらに企業の業績を押し上げる期待は大きいものの、
「ここまでのアメリカ株の上昇は、どこまでこの税制改革による上昇を織り込んでいるのか」を見極める新たな局面を迎えているといえます。
 
現時点では、議会可決が報道されてから、株価が割高感を意識され上値が重い展開になったといえます。
 
さらに、つなぎ予算が成立し、政府機関の閉鎖も回避されています。

アメリカのアノマリー、「サンタクロースラリー」があるなか、米国株の動きには注目する必要があります。
 
 
米国の金融政策を決定するFOMCに関しては、3月の利上げを織り込んだ動きをしているのではという指摘があります。
 
経済指標では、27日消費者信頼感指数、来年のISM指数、雇用統計などが特に重要です。
 
本日は米国市場は休場のため、取引参加者が非常に少なく、閑散相場となる可能性は押さえてきましょう。
 
 
 
 

日本市場

日経平均株価が23000円に近づくと、押し戻され、一進一退となる展開が続いています。
アノマリー的に、この時期は年末最終週に上昇し、年初にピークを付けた後に、下落する傾向があります。
 
もう一段日本株が上昇するかどうかには、
・米国株の上昇
・アメリカ長期金利が再度上昇し、もう一段円安が加速するかどうか
などが重要な項目になると言えます。
 
 
先週開催された日銀金融政策決定会合に関しては、金融政策は現状維持となっています。
会合後の記者会見で黒田総裁は、
「学術的な要因(リバーサルレート)を取り上げたからと言って、現状の緩和策について見直しが必要だということは意味しない」と発言しました。
これは、リバーサルレート(一定水準以下に金利を引き下げた金融緩和が、経済に悪影響を及ぼす可能性があるという論文)を黒田総裁が取り上げたことに関し、
「ひとまず金融政策の変更のための発言ではなかった」ことを市場に伝えることとなりました。
しかし、
・現状の金融緩和策を変更するための伏線
・さらに金利を下げるという意見へのけん制
という両面の可能性も捨てていない、「さすがは黒田東彦」といえる切り替えしであるといえます。
 
 
 
年末年始の日経225先物の取引時間に関しては、こちらをご覧ください。
 

欧州市場

EU首脳会合に関し、「EUを離脱する交渉が、第2段階に進むこと」が承認されました。これにより、「一切何も決まらないまま、イギリスが離脱する」という最悪のシナリオの可能性は低くなるとともに、
来年以降、「EU離脱後、イギリスとEUはどのような関係性となるのか」が交渉されることとなっています。
 
 
 
不安定なドイツ政権に関して、来年1月7日に、「政党SPDとCDUが連立の正式交渉が開始される」こととなりました。
来年春には連立合意の締結が目指されている模様ですが、これが崩れるとドイツ政権が再度不安定な状態となることになります。
 
 
また、スペインに関し、先週21日に、「カタルーニャ州の議会選挙」が開催されました。
この結果は「第1党となったのは、独立反対派の政権であったが、独立賛成派の政党を合計すると、すべての議席の過半数を超える」という状態となりました。
この問題に関しては落としどころが現時点では不明確であり、次にどのようになるかが注目されます。
 
 
また、ECBの金融政策に関し、来年1月から、資産購入金額の減額が実施されます。
 
 
 
 
 
 

その他

・NAFTAの再交渉に進展がなかったメキシコを除き、新興国は総じて上昇
・今年米国先物市場上場した、ビットコインの急落を受け、安全資産である金への資金シフトの流れが見えています。
・中国政府の「痛みを伴う改革」に念のため注意しましょう
・北朝鮮の動きには注意が必要です
 
 
 

株式市場には、「アノマリー」という、
「そうなる理由は明確にはわからないが、なぜか相場が同じような動きをすることが多い経験則」があります。
 
 
特に年末の相場は、
餅つき相場(大きな上下の動きをしやすい)
掉尾の一進(年末に向けて上昇しやすい)
サンタクロースラリー(米国株が年末に向けて上昇しやすい)
大納会(1年間で最後の日で、下落しやすい)
と、多くのアノマリーがあります。
 
 
大納会5営業日前~大納会日中寄付までの、過去の値動きを見てみても、
1990年~2016年では、
総合:+2190
勝率74%
 
直近5年間だけを見ても
2012年:+280
2013年:+290
2014年:-120
2015年:+10
2016年:-360
 
となっています。
 
大きく上昇した日経平均株価は、再上昇をいていけるのでしょうか?
今年もあと少し、運用結果も、キャリアに関しても、ラストスパートをかけていきましょう。
 
 
IMC情報配信部
 

 
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配信元: (C) Initial Members Club