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おさえておくべき今週の相場のポイント!《12月4日分》by Initial Members Club(イニシャルメンバーズクラブ)

/ IMC事務局
 当内容は、Initial Members Club会員限定メールマガジン、12月5日配信内容の一部を転用したものです。
相場を見ていくうえで、最低限押さえておくべきファンダメンタル分析の基礎を毎週お送りしています。

アメリカ市場

先週、NYダウは、調整の流れもあったとはいえ、一時24000ドルを上回るなど史上最高値を更新しています。
 
その上昇要因として、「トランプ大統領の税制改革案の審議が進展していること」が、あげられます。
上院与党共和党トップのマコネル上院院内総務が、
「税制改革法案の上院通過に必要な票数を確保した」と発言したことは、
「もともとトランプ政権の政策に批判的な立場をとっていた共和党の有力議員が、税制改革法案の支持に回った」と考えられ、好材料となりました。
しかし、審議内容の上院と下院の違いなどもある中で、暫定予算審議の期限内にどこまで議論が進むのかに注目しましょう。
週末、トランプ大統領の側近中の側近と言われたフリン前大統領補佐官が、
FBI(連邦捜査局)に対して虚偽の供述をしたことを認め、
ロシアゲート問題再発となり、安全資産の金に資金が集まるなど、急速にリスク回避モードとなる展開もありました。ヘッジファンドのアルゴリズムの一斉の売り注文も発動したように考えられます。
 
トランプ大統領の進退問題につながる可能性もゼロではないため注意しましょう。
 
 
 
また、FRBに関しては、
・パウエル次期FRB議長が、金融規制の緩和に言及したことで金融株が上昇した
・イエレン議長がアメリカ景気に対してタカ派の発言を示した
・アメリカGDPが市場予想を上回った
来週のFOMCでの利上げはよほどのことでもない限り、織り込み済みであるといえるでしょう。
 
年末商戦は現在のところ好調が伝わるなか、
経済指標では、ISM非製造業指数、雇用統計、ミシガン大消費者信頼感指数などに注意しましょう。
 
 
 
 

日本市場

上昇が続く日本市場では、日経平均先物は一時23000円にもタッチするなど、上昇の流れは継続していたといえます。
ここまでの買い手となっていた、海外投資家の動向には注意しましょう。
日本銀行の動向、日欧EPA、TPP11関連の情報にはアンテナを張りましょう。
 
 
なお、今月発表される2018年国債発行計画で、30年国債、40年国債の発行額が減額される可能性があり、市場の影響に注意が必要です。
 
 

欧州市場

連立交渉に失敗したメルケル氏率いる政党CDUが、
今まで与党になることを否定していた社会民主党が連立を組む可能性があるという報道は、欧州の政治リスクを和らげることになったようです。
ほかにも、ブレグジッド関連、カタルーニャ問題などの解決しなければならない多くの政治リスクがあるものの、欧州の経済指標自体は良い結果が出ています。
 
 
 

北朝鮮

先週深夜のミサイル発射は、もはや相場は結果的には無影響でした。
しかし、北朝鮮情勢が国連安保理による追加制裁を受け、
さらなる軍事行動が懸念されることに加え、
アメリカ政権が不安定となっているなか、
市場が再度北朝鮮の発射実験に影響される可能性に注意が必要です。
「実害が出たとき」は急速に変動する可能性もあります。
 

原油

OPEC総会において、産油国が協調減産の延長を決定しました。さらに、これまで国内の政情不安から、減産を免除されていたナイジェリア、リビアにも、生産量の上限が設定されたことが、改めて好感されたこととなります。
OPECの協調減産とは?わかりやすく解説
 

その他

・韓国が2011年以来の利上げを実施しました。日本は金融緩和の方針が続くなかで、ほかのアジア諸国でも利上げに転じる可能性があります。
・中国政府の金融規制強化に対する警戒感が出てきています。中国は、連続してサーキットブレイカーになったこともあるなど、パニックになる可能性もゼロではありません。
 
 
 
 
 
 
 
IMCのセミナーでも何度も扱っていた、仮想通貨「ビットコイン」が先週一時1万ドルを上回りました。
年内にCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)で18日に上場することもあり、分裂に伴う新通貨獲得の権利を期待した買いも入っているといえるでしょう。
FRBクオールズ副議長が、「ビットコインなどの仮想通貨の利用が一般に広がった場合、金融システムの安定に深刻な問題となりうる」と発言するなど、急落する展開もあり得ます。
 
しかし、18年以上FRB議長の座にあり、「巨匠」と称された、グリーンスパン氏ですら
・「バブルは崩壊して、初めてバブルとわかる」
・「リーマンショックをここまでのことになると予想できなかった」
と発言しています。
アンラッキーセブンの法則」のアノマリーも残りわずかとなる中で、本当の金融危機は、まったく想定外のところにあることも考慮して運用するようにしましょう。
 

 


 
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配信元: (C) Initial Members Club